繭の化石
いつか恋人だった恐竜
知らないの具現
うまれる前には片割れだった
羽の根のわたしの端
空洞の散布
たかが憂いじゃコップ一杯満たせない
不可視も積もれば
鯨の皮膚に引っかかった寝息
群れる曲線
オーロラの錆


水の色